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『ノーカントリー』ジョエル&イーサン・コーエン
 原題は「No country for Old men」
 人がばたばた殺されていく、ひどく美しい映画。
 どうしてこれほどに惹きつけられるのか。
 ターミネーターみたいな殺し屋シガーがかっこいい。
 頭がよすぎて誰もついて来られない。
 彼独自の行動原理によって人は殺されていく。
 事件を追うトミー・リー・ジョーンズ演じる保安官は「Old man」。
 あまりに凄惨な、理屈の分からない殺人に対して自信を失っていく。
 古い人間には新しい倫理がまるでわからない。
 しかし戦わなければならない。
 今の自分とダブる。
 そこに惹きつけられるのか。
 映像が美しい。
 人は何人も死ぬが、乾きすぎている。
 こういう映画を見ていなかったことはショック。
 コーエン兄弟の映画をもっと見なければならない。
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2009年05月24日 | | TrackBack:0 | | 映画 | Top↑ |
『ひまわり』ヴィットリオ・デ・シーカ監督
 あらすじ http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD12169/story.html(goo映画)

 学生の頃に見たが、ヘンリー・マンシーニの音楽と、戦争による悲劇、というキャッチフレーズ的な記憶しかなかった。
 改めて見てみると、映画のテンポの良さに驚く。
 だらだらと悲しい悲しいと言っている映画ではなくて、場面転換をどんどん進めて楽しかったあの頃についてきちんと描いた上で、その後の戦争による別れ、その後の顛末を描いている。
 見る前はなんとなくめんどくさそうな記憶があったけれど、見やすい映画だった。
 年をとると、映画の見方も変わる。
 だらだらと生きていると、いつでも何かを取り返せる、と感じる。
 しかし人生にはどうにも引き返すことができなくなる決定的な時点が存在する。
 生きるということは、何かをあきらめ続けることなんだ、ということがわかる。
 だが、若い頃はそんなことはわかる必要もないことであった。
 マルチェロ・マストロヤンニはかなりインチキくさいなあ。いい意味で。
 ソフィア・ローレンは敵に回したくない。
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2009年04月29日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | 映画 | Top↑ |
『夜の大捜査線』ノーマン・ジュイソン監督
あらすじ
 (goo映画)http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD9436/story.html

 音楽がかっこいい、と思ったら、主題歌はレイ・チャールズで、音楽はクインシー・ジョーンズだった。
 シドニー・ポワチエ演じる敏腕刑事がかっこいい。
 よそから来た敏腕刑事と、元々いる署長が反発し合いながら、いつの間にか心の交流が進んでいく、というのは刑事物に限らず、医療ドラマなどでもいまやステレオタイプになっているが、その原型なのか。
 この映画の場合、人種差別というものも絡んで、かなり複雑な心理になっている。
 シドニー・ポワチエの刑事は仕事ができるのだが、とても世慣れている。
 こういう人物になってみたかったものだ、と今更ながらに思うのである。
 アメリカ南部、ってかんじがする映画です。
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2009年04月20日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | 映画 | Top↑ |
『マダムと女房』五所平之助監督
 郊外の家に引っ越してきたが、雑音のせいでなかなか執筆に集中することができない劇作家。かまってほしいがためにわざと騒音を出す女房。ある日、大音量で音楽が鳴り響く隣の家に抗議に行く。その家に住んでいる洋風のマダムにすっかり魅了されてしまい一緒になって騒ぎ出してしまう。そのせいで女房はヤキモチを焼いてしまい…。(goo映画から)http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12167/story.html

 金井美恵子か阿部和重かどちらかだと思うのだけれど、この映画の話をしていて、少し気になっていた。
 1931年に公開された日本初のトーキー映画だそうである。
 音は悪いけど、当時としては画期的だったのだろう。
 映画の黎明期は一生懸命やっていたんだな的な、若干上から目線で見ていたけれど、そのうちふつうのコメディ映画のように引き込まれてしまった。
 昭和初期の家庭や男女の関係は現代とそれほど変わっていないじゃないか、というのは当時の小説などを読んでいても思うことだが、小説には妙なバイアスがかかっていてよく見えてこない部分がある。
 こういう映画を見ていると、変わっていないことがほんとによくわかる。
 人間なんて80年くらいではまるで変わらないのだ。
 原節子はかわいいね。
(アマゾンではVHSのみ。松竹オンラインなどで見られます)
http://shochikuonline.jp/cinfo/s/000000139a/c/0008b/
2009年03月28日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | 映画 | Top↑ |
『グッバイ、レーニン!』ヴォルフガング・ベッカー監督
 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
激動した時代の東ドイツが舞台の、優しくて哀しいコメディ。熱心な社会主義者で愛国心の強い母親が、心臓発作で昏睡状態に陥ってしまう。奇しくもその直後にベルリンの壁は崩壊、東西ドイツは統一へ。母親は8ヵ月後にやっと意識を取り戻すのだが、強いショックは命取りになることから、息子は必死になって“今までどおり”のフリをする。ゴミ箱を漁って昔ながらのピクルスのビンを探し、他の人には見向きもされなくなった東ドイツ製の衣服を身につけ、挙げ句の果てには国営放送のニュース番組まで捏造する。本人が大真面目なだけに、その健気な奔走ぶりが可笑しくてしかたない。テレビのニュースでは伝えられない、大事件の陰にある個々人の戸惑いが切ない。 (吉田正太) --- 2004年12月号(amazon DVDレビューから引用)

 意識を取り戻した母は動くことができない。その母の部屋を以前のDDR(東ドイツ)のままにするという努力をひたすら描く、というのはシチュエーションコメディといえるだろうけれど、一方で母と主人公の息子、妹、亡命してしまった父のあいだの感情についてていねいに描いている。
 特にこの映画のひとつのテーマは嘘で、愛のある嘘はどこまで許せるか、という話になってくる。
 親は嘘をつかない、ということを無根拠に思って生きてきたけれど、それは嘘だということを最近思い知らされた私としては、何だか身につまされた。
 テレビのニュースを捏造する主人公の友だちがとてもいいやつ。
 嘘=フィクションを作り出すと、それが現実からどんどん離れて自立し、暴走していくのもおもしろい。
 国とか、生きる意味みたいな、ひどくハードな問題をこれだけおもしろく描けている映画はすごいなあ。
 ふらふらと部屋を出た母親が、時代遅れとなったレーニン像がヘリコプターで運ばれていくのを見るという象徴的な場面がタイトルになっている。
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(2004/10/16)
ダニエル・ブリュールカトリーン・サーズ

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2009年03月26日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | 映画 | Top↑ |
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