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『アクロイド殺し』アガサ・クリスティー 羽田詩津子訳(ハヤカワ文庫)
 アガサ・クリスティーについては恥ずかしながら読んだことがなくて、友だちがこの作品と『そして誰もいなくなった』を読んでおけばいい、と前に言っていたのを思い出して読んでみた。
 最初は退屈な感じで読むのに難渋したが、名探偵ポアロが登場してからは次を期待するように先に先に読めるようになった。
 最初が読みづらい、というのは最後にはやむを得ないことがわかる。
 この作品の構成としてどうしようもないことであった。
 ネタバレになるため深入りできないので、作中にあったポアロのすばらしい台詞。
 
 探偵は誰とも知り合いではないし、誰にも特別な感情を抱いていない――彼にとっては、全員が見知らぬ人間であり、ひとしく疑わしいのです。(p235)

 ポアロはこの原則に基づいてアクロイド殺しの犯人を捜していく。
 ああ、これ以上言うとネタバレになるな。
 それにしても、探偵ではない私自身も同じようなスタイルで生きて行ければ、今まで見えなかったものが見えてくるような気がする。
 ただ、それは普通の人間にはあまりにきつくて、可能なことではない。
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2003/12)
アガサ クリスティー

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2009年04月30日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | | Top↑ |
『ひまわり』ヴィットリオ・デ・シーカ監督
 あらすじ http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD12169/story.html(goo映画)

 学生の頃に見たが、ヘンリー・マンシーニの音楽と、戦争による悲劇、というキャッチフレーズ的な記憶しかなかった。
 改めて見てみると、映画のテンポの良さに驚く。
 だらだらと悲しい悲しいと言っている映画ではなくて、場面転換をどんどん進めて楽しかったあの頃についてきちんと描いた上で、その後の戦争による別れ、その後の顛末を描いている。
 見る前はなんとなくめんどくさそうな記憶があったけれど、見やすい映画だった。
 年をとると、映画の見方も変わる。
 だらだらと生きていると、いつでも何かを取り返せる、と感じる。
 しかし人生にはどうにも引き返すことができなくなる決定的な時点が存在する。
 生きるということは、何かをあきらめ続けることなんだ、ということがわかる。
 だが、若い頃はそんなことはわかる必要もないことであった。
 マルチェロ・マストロヤンニはかなりインチキくさいなあ。いい意味で。
 ソフィア・ローレンは敵に回したくない。
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(2005/06/24)
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2009年04月29日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | 映画 | Top↑ |
『鴨川ホルモー』万城目学(角川文庫)
 タイトルが謎めいている。
 読んでみると、この小説は基本的に「ホルモー」についての解説なのである。
 ホルモーとは大学生が式神を使って戦う競技なのだが、簡単にそんなふうにかいつまんでもどうしようもなく、ばかばかしい話になってしまう。
 いかにこれをリアリティあふれる話にするか、ということがこの小説のポイントであり、「ホルモー」をきちんと解説していく、というスタイルが成功している。
 式神については学生の時『帝都物語』にかぶれて安倍晴明マニアになった友だちがいて、京都の晴明神社に行ったこともあるくらいで、ある程度の知識はある。
 そのせいか、私はすんなり小説世界に入り込めたけれど、そうでない人にもいろいろなサービスによってこの世界に入り込めるように工夫がされている。
 大ボラ話をきちんと書ける人はすばらしい。
 文章も緩急自在で、とにかくおもしろいです。
 どうでもいいが、主人公の安倍が女性の鼻の形フェチである、という設定になっている。
 女性の鼻の形フェチについて言及されたケースを今まで耳にしたことがなくて、驚いた。
 私自身が同じフェチだったことがあったのである。
 安倍が最後に鼻の形なんかどうでもよくなったように、私も卒業はしたけれども。
鴨川ホルモー (角川文庫)鴨川ホルモー (角川文庫)
(2009/02/25)
万城目 学

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2009年04月27日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | | Top↑ |
『夜の大捜査線』ノーマン・ジュイソン監督
あらすじ
 (goo映画)http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD9436/story.html

 音楽がかっこいい、と思ったら、主題歌はレイ・チャールズで、音楽はクインシー・ジョーンズだった。
 シドニー・ポワチエ演じる敏腕刑事がかっこいい。
 よそから来た敏腕刑事と、元々いる署長が反発し合いながら、いつの間にか心の交流が進んでいく、というのは刑事物に限らず、医療ドラマなどでもいまやステレオタイプになっているが、その原型なのか。
 この映画の場合、人種差別というものも絡んで、かなり複雑な心理になっている。
 シドニー・ポワチエの刑事は仕事ができるのだが、とても世慣れている。
 こういう人物になってみたかったものだ、と今更ながらに思うのである。
 アメリカ南部、ってかんじがする映画です。
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(2006/11/24)
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2009年04月20日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | 映画 | Top↑ |
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