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『灯台守の話』ジャネット・ウィンターソン 岸本佐知子訳(白水社)
 BSブックレビューで紹介されていて手に取った小説。
 物語についての物語。
 孤児になった少女シルバーが灯台守の老人ピューに引き取られる。
 ピューはシルバーに物語を語る。
 その物語が百年前の牧師バベル・ダークの愛をめぐる二重生活の物語。
 単純にバベル・ダークの物語だけにせずに、物語を語るしごとを持つ灯台守とシルバーのふたりを据えたところに小説としてとても奥行きが出ている。
 断章を積み重ねるようにして書かれた小説。
 文章の連なりが美しい。
 ブックレビューでいくつもの印象深い文章がある、と評されていたがまったくそのとおりで、じっくりじっくり嘗めるように小説を読み続けた。
 よいです。

 自分を物語のように話せば、それもそんなに悪いことではなくなる。(p35)

 お話して、ピュー。
 どんな話だね?
 ハッピー・エンドの話がいいな。
 そんなものは、この世のどこにもありはせん。
 ハッピー・エンドが?
 おしまい(エンド)がさ。(p59)



 
灯台守の話灯台守の話
(2007/11)
ジャネット・ウィンターソン

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2008年05月09日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | | Top↑ |
たまに夜中に起きてDVDを見てる。
ぽつりぽつり見ているのだけれど、感想を書いていなかった。
中原昌也に倣って、見たことだけは書いておこう。

『マルサの女』『マルサの女2』(伊丹十三監督)
しごと柄、会社の経理などを知っておこうと思って、見た。
いまさらだけど。
おもしろいけど、すかっと来ない。
伊丹十三の映画って、気持ち悪い気持ち悪さ。
気持ちいい気持ち悪さってあると思うんだが。
例が浮かばない。

『私の頭の中の消しゴム』(イ・ジェハン監督)
おもしろかった。
メロドラマチックと思っていたけれど、ばかにしたものではない。
主演男優のチョン・ウソンが豊川悦司と福山雅治を足したようでかっこよい。
前半は特にかっこよく、年甲斐もなく真似したくなったが、後半はいまいち。
だが、かっこよくいられなくなってしまう、ということは伝わる。

『間諜最後の日』(アルフレッド・ヒッチコック監督)
スパイ話。
むかしの映画って唐突に終わってしまう。
人生も唐突に終わるものだからいいのか。

『水の中のナイフ』(ロマン・ポランスキー監督)
素晴らしい。
登場人物は三人だけ。
夫婦とヒッチハイクの若者。
ヨットでの行動じたいがおもしろい。
三人のあいだの関係が常に変化し続ける。
海がきれい。
特に奥さん役のヨランタ・ウメッカ。
すばらしい。
音楽がジャズなんだけど、かっこいい。
マルサの女マルサの女
(2005/08/24)
宮本信子、山崎努 他

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マルサの女2マルサの女2
(2005/08/24)
宮本信子、三國連太郎 他

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私の頭の中の消しゴム私の頭の中の消しゴム
(2006/03/10)
イ・ジェハン、大島ミチル 他

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間諜最後の日間諜最後の日
(2006/12/14)
パーシー・マーモント、ロバート・ヤング 他

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水の中のナイフ水の中のナイフ
(1999/12/10)
レオン・ニエンチク、ヨランダ・ウメッカ 他

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2008年05月09日 | Comment:0 | TrackBack:0 | | 映画 | Top↑ |
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